1969年代後半、彗星のごとく現れ、緻密にして酒脱なイラストレーションで世間を驚かせた絵師・伊坂芳太良(愛称・ペロ)。描かれた人物の内に多重なイメージを描きこんでいく、細い線画の筆致や色使いは、逝去40年を経た今もなお新鮮で色褪せることがない。