掛軸は茶道とともに発展し、床の間を飾る芸術品として様式が確立されていった日本独自のメディアである。床の間の装飾というフットワークの軽さと、日本的美意識が詰まった格調の高さとを併せ持つ二面性に我々は心惹かれた。
掛軸はもう馴染みのあるメディアでは無い。しかし掛軸の美しいフォーマットに備わっている美意識は、時代が変わろうと決して色褪せない。
現在のデジタル技術を用いた日本文化の再構築と、ユースカルチャーの融合を試みた掛軸型グラフィックアート作品展。

森下善行（もりした よしゆき）
多摩美術大学美術学部 グラフィクデザイン学科 卒業
グラフィックデザイナー、イラストレーター
神奈川在住

展覧会歴
2011　グループ展「LIGHT DELIGHT」　みなとみらいギャラリー　横浜
2010　多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科　卒業作品展「-ism」　ザ・ガーデンホール　恵比寿
2007　グループ展「ワク展」　ミームマシンギャラリー　渋谷

神田智哉（かんだ ともや）
多摩美術大学博士前期課程 デザイン専攻 グラフィックデザイン領域 修了
イラストレーター
神奈川在住

展覧会歴
2012 原子力時代展　韓国インサアートセンター
2012　タマガワアートプロジェクト　玉川高島屋S・C
2012　多摩美術大学、ポーランド・カトヴィツェ芸術アカデミー交流展　多摩美術大学美術館
2011　メッセージイラストレーションポスター展　秋山孝ポスター美術館　長岡
2011　神田智哉 個展「DAYDREAM NATION」 ギャルリー志門　銀座
2009　第十四回学生CGコンテスト受賞作品展　　国立新美術館
2008　ASIAGRAPH 2008 日本科学未来館
2008　2007アジアデジタルアートアワード受賞作品展　福岡アジア美術館、東京ミッドタウン／ほか